ScholAgora 第6回セミナー 「古くて新しい学術情報XMLの課題と展望:AI時代の学協会の在り方ともに」開催のお知らせ

2025/04/02

今回は、学会出版にも関わられ、ジャーナル出版の現場におられた経験もお持ちである
科学技術・学術政策研究所 林 和弘氏にご講演をお願いしています。
学会でジャーナル出版に関わられる方々、図書館、研究者、企業といった学術コミュニケーションに関わる皆さまのご参加をお待ちしています

「古くて新しい学術情報XMLの課題と展望:AI時代の学協会の在り方ともに」

日時:2025年4月17日(木)13:30- 15:00
場所:zoomを利用しての会合

※4月16日正午で参加申し込みを締め切ります。参加者の方々には締め切り後セミナー参加のためのURLをお送りします。

講演者

林 和弘氏(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー(併)データ解析政策研究室長)

概要

学術XMLは、長年にわたり学術論文の電子化、検索性の向上、デジタルアーカイブの基盤として重要な役割を果たしてきました。しかし、いまだ多くの学協会がその導入・運用に課題を抱えており、「XMLは手間がかかる」「コストが高い」といった声も根強く存在します。

本講演では、まず学術XMLの基本的な意義と役割を再確認し、そのメリット(構造化、検索性、再利用性の向上など)とデメリット(導入・運用コスト、専門知識の必要性など)を整理します。その上で、XMLが果たしてきた「これまでの価値」に加えて、AIやデータサイエンス、オープンサイエンスが進展する「これからの時代」における新たな可能性について考察します。

たとえば、構造化データであるXMLは、大規模言語モデル(LLM)との親和性が高く、メタデータや本文情報の機械処理による分析、要約、分類、推薦など、多くの新しい活用シナリオを生み出す可能性を秘めています。また、国際的には研究成果のFAIR化が進む中で、XMLはその実現を支える重要な技術でもあります。

最後に、こうした変化を踏まえて、日本の学協会・学術出版をどう進化させていくか、どのように次世代に備えるべきか、皆様と共に考える機会としたいと考えています。